Arch Linux 2013.04.01 インストールまとめ1
今回はArchLinuxのインストール方法をメモしていきます。
前準備
Arch Linux - Downloadsから現在最新のイメージarchlinux-2013.04.01-dual.iso をダウンロードします。このままCDに焼いてもいいのですが今回はこれでインストール用USBスティックを作成しましょう。インストール用USBスティックなど必要ないという方はArchLinuxInstallBattleまで飛ばして下さい。
インストール用USBスティックの作成
OSによって作成方法が変わりますが今回自分はMac OSXで作成します。
# diskutil list
でUSBスティック装着前後のdiskデバイス番号を覚えましょう。(今回は/dev/disk1として進めます。)
アンマウントします。
# sudo diskutil unmountDisk /dev/disk1
次に、
# sudo dd if=/path/to/downloaded.iso of=/dev/disk1 bs=8192
として書き込みます。 書き込みが終わったら、
# sudo diskutil eject /dev/disk1
としてUSBスティックを取り外して下さい。 これをインストールしたいPCのUSBポートに挿してPCを起動しましょう。起動するとメニューが表示されるので x86_64 を選びます。これで準備は完了です。
ArchLinuxInstallBattle
キーボード
US配列のままでよければ変更の必要はありません。JIS配列にする場合は、
# loadkeys jp106
としてください。
パーティション
- /dev/sda1 /boot 15GB
- /dev/sda2 swap 1GB
- /dev/sda3 / 残り
と分けました。
# cfdisk /dev/sda
から作成してください。
注意
/bootにあたる/dev/sda1にブートフラグを付けて下さい。(作成後Enterを押す)
/dev/sda2を作成後、Tを押してタイプを82にしてください。
最後にWriteしてQuitで戻りましょう。
フォーマット
# mkfs.ext4 /dev/sda1 # mkfs.ext4 /dev/sda3
で、
# mkswap /dev/sda2 # swapon /dev/sda2
としてください。
マウント
# mount /dev/sda1 /mnt # mkdir /mnt/home # mount /dev/sda3 /mnt/home
インターネット
今回は有線なので特になにもしなくて大丈夫です。
※本体起動にするとつながらないことがあります。その場合は再びUSBスティックやCDの起動に戻り、
# pacman -S networkmanager
して本体起動時に、
# systemctl start NetworkManager.service
# systemctl enable NetworkManager.service
としてください。
ベースシステム
# pacstrap /mnt base base-devel
としてインストールしてください。
ブートローダ
# pacstrap /mnt grub-bios
でインストールです。
システム設定
fstabを配置します。
# genfstab -p /mnt >> /mnt/etc/fstab
chrootします。
# arch-chroot /mnt
/etc/hostnameにホスト名を書きます。
# echo "<ホスト名>" > /etc/hostname
localetimeにタイムゾーンを設定します。
# ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
ロケールの生成をします。
# echo LANG=en_US.UTF-8 > /etc/locale.conf # export LANG=en_US.UTF-8
/etc/locale.genでen_US.UTF-8のコメントアウトを外して、
# locale-gen
この時日本語を設定したければen_US.UTF-8をjp_JP.UTF-8に変更して、jp_JP.UTF-8をコメントアウトしてください。
イメージを生成します。必要なら/etc/mkinitcpio.confを編集して、
# mkinitcpio -p linux
です。
# grub-install /dev/sda
そしてGRUBの設定ファイルを作成します。
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
最後にrootのパスワードを設定します。
# passwd
設定が終わったら、
# exit
でchrootを抜け、
# umount /mnt/home
でアンマウントします。
以上でインストールは完了です。
rebootして次の設定に移りましょう。
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